小坂が６、３、１着と尻上がりに調子を上げてきた。準決勝３Ｒは加瀬をマークする流れから直線一気。会見場に登場すると「よし！！稼げたぞ～」とおどけながら満面の笑みを見せた。初手の位置取りからレース展開まで「全てイメージ通りだった」と言うほど会心の走り。

　今シリーズはセッティングを試行錯誤していたが、競輪学校（現養成所）での同期の間柄になる石口（慶多）からアドバイスを授かり「バッチリ合った。もういじらない」と方向性が定まった様子。スタンディングの速さを生かして波乱を呼ぶ。